ここ数日、ニントゥアン省の漁民たちは、豊漁となった南漁期に沸き立っています。水揚げ量も高く、漁港で漁民が魚をトラックに積み込む光景は日常となり、豊漁のシーズンを象徴しています。
ニントゥアン省カーナー港で、漁獲された魚を仲買人に販売するため、陸揚げし運搬する漁民の様子。
ニントゥアン省カーナー港で、漁獲された魚を仲買人に販売するため、陸揚げし運搬する漁民の様子。
水揚げ量が増加し、ニントゥアン省の漁民は大漁に沸く
今年の南漁期は、例年より遅れて始まったものの、水揚げ量は前年同期を上回っています。1~2日の漁で、漁船は7~10トンの様々な魚種、主にカタクチイワシを水揚げしています。トゥアンナム県カナー社にある拡張されたカーナー漁港では、早朝から活発な取引が行われています。漁船が次々と入港し、漁民は仲買人に魚を運ぶため、急いでトラックに積み込んでいます。
港で魚をトラックに積み込む作業が急ピッチで進められている様子。
港で魚をトラックに積み込む作業が急ピッチで進められている様子。
漁港で活況を呈する取引
カタクチイワシの価格は比較的高く、サイズにもよりますが、1籠(10kg)あたり11万~12万ドンで取引されています。平均的な漁で、漁民は約6,000万ドン前後の収入を得ています。カーナー漁港管理委員会によると、漁港での水産物の取引は非常に活発です。トラックや三輪車がひっきりなしに港に出入りし、仲買人のために魚を運び、活気ある労働の雰囲気を醸し出しています。
広がる経済効果
港で魚を買い付ける仲買人の様子。
港で魚を買い付ける仲買人の様子。
カタクチイワシの豊漁により、水産加工業者も競って買い付けを行っています。加工場はフル稼働で市場の需要、特に中国市場の需要に応えています。豊富な水揚げ量は、漁民に高い収入をもたらすだけでなく、加工場の労働者に安定した雇用も生み出しています。ニントゥアン省水産支局は、漁民に対し、天候を注視し、漁場をしっかりと把握し、南漁期の終盤に向けて効果的な漁を積極的に行うよう奨励しています。
カーナー漁港で活況を呈する魚の取引風景。
カーナー漁港で活況を呈する魚の取引風景。