「7時にトラックが出発」 というのは、移動問題でよく見られる設定です。この記事では、同じ方向への移動問題の解き方を、出発時刻が同じ場合と異なる場合に分けて解説します。
同じ方向への移動問題
ケース1:同時刻に出発、位置が異なる場合
例: あるトラックが7時に地点Aを出発し、時速60kmで走行します。同時に、地点Aから100km離れた地点Bから、自動車が同じ方向に時速80kmで出発します。自動車がトラックに追いつくのは何時間後ですか?
解き方:
- 速度の差を求める: 2台の車の速度の差は、80km/h – 60km/h = 20km/h です。
- 追いつく時間を求める: 自動車がトラックに追いつくまでの時間は、100km ÷ 20km/h = 5時間 です。
結論: 自動車は5時間後にトラックに追いつきます。
トラックと自動車が同じ方向に走行するイメージ
例2: あるトラックが7時にハノイを出発し、ハイフォンへ時速50kmで走行します。ある乗用車が7時にフンイエン(ハノイから60km)を出発し、同じくハイフォンへ時速70kmで走行します。乗用車がトラックに追いつくのは何時ですか?
解き方:
- 速度の差を求める: 70km/h – 50km/h = 20km/h
- 追いつく時間を求める: 60km ÷ 20km/h = 3時間
- 追いつく時刻を求める: 7時 + 3時間 = 10時
結論: 乗用車は10時にトラックに追いつきます。
ケース2:出発時刻が異なる、同じ位置から出発する場合
例: あるトラックが7時に地点Aを出発し、時速40kmで走行します。1時間後、自動車が同じ地点Aから時速60kmで同じ方向に走行します。自動車がトラックに追いつくのは何時間後ですか?
解き方:
- トラックが先に進んだ距離を求める: 1時間でトラックが進む距離は、40km/h × 1時間 = 40km です。
- 速度の差を求める: 60km/h – 40km/h = 20km/h
- 追いつく時間を求める: 40km ÷ 20km/h = 2時間 です。
結論: 自動車は2時間後(自動車が出発してから)にトラックに追いつきます。
トラックと自動車が異なる時刻に出発し、追いつく様子
結論
速度の差と先に進んだ距離の計算方法を理解することが、同じ方向への移動問題を解決する鍵となります。7時にトラックが出発 したり、他の時間に出発したりする場合でも、正しい公式を適用すれば、2台の車が出会う時間と場所を特定できます。